メルマガ「仕立て屋サルトのファッション塾」4月号【メンズ】
2023.03.23

スーツの肝ともいわれる生地選び。その中でも選ぶ生地の柄で相手に与える印象は大きく変わります。柄の種類は大きく分けてストライプ・チェック・無地・織柄の4種類。着用シーンにあわせて、個性を発揮できる柄を選んで外出の機会が増える今年の春夏、よりスマートで快適な自分だけの一着の準備スタート！

 

特徴を知って、選んで、仕立てる

映え魅せ生地柄

 

ラインの間隔によって、魅せる印象を変える「ストライプ柄」

「爽やかな雰囲気」や「華やかさ」だけでなく、ビジネスシーンにふさわしい「上品さ」も兼ね備えているストライプ柄は、幅の間隔で、相手に与えるイメージが変わります。小さいドットが集まってできている細いストライプのピンストライプは、主張しすぎず、知的な印象を与えるため重要な会議に出席する際におススメ。一方、落ち着きがあり、スタイリッシュな印象にみえる幅の広いストライプは、パーティーやノーネクタイのスマートカジュアルシーンにも最適。結婚式やパーティーなどの華やかなシーンでは、離れてみると無地にみえて、よく見るとストライプの柄になっているというさりげなさが魅力の、ツヤ感のあるシャドーストライプが☆。

エレガントスーツの王道シャドーストライプもぜひともチェックしておいていただきたい！

 

 

豊富なバリエーションから自分らしさを見つける「チェック柄」

チェック柄の種類は多種多様。柄の種類で見た目の印象は変わります。窓枠が並んでいるようなチェック柄のウインドウペンペンは、クラシカルで親しみやすい印象。柄自体が大きめのデザインなので、中に着るシャツやネクタイは無地で合わせると全体がすっきり見えます。異なる細かい格子柄を組み合わせたグレンチェックは、紳士の国「スコットランド」の伝統的な柄ならではの、上品で知的な印象を与えるためビジネスシーンには最適な柄。

 

今シーズンの一押しは、一見無地に見えるけど光の角度でチェックが浮きたってくるシャドーチェック。シャドーが持つ独特の光沢感はドレッシー。ビジネスだけでなく、パーティーやセレモニーなどにもおススメ。

 

 

 

季節感の縛りがなく、色によって表情を変える「無地柄」

シンプルイズベストの無地はビジネススーツの定番柄。選ぶ色で印象はガラリと変わります。社会にしっかり根づいている『ネイビー』は、あらゆる業種や職種で、安心して活用できる上品で知的なカラー。清潔でクリーンなイメージを備えているネイビーは濃淡のチョイスで個性を発揮できます。落ち着きを感じさせ、堅実さを備えている『グレー』は、ネイビーと並んで定番といえる色。色柄を問わずどんなシャツやネクタイとの相性も良いため、着回しのきくカラー。自然を連想させる『ブラウン』は今注目のカラー。暖かみと柔らかさを備えているため、対応する相手に穏やかで安心した気持ちを与える効果があります。スマートでエレガントな雰囲気がある『黒』も要チェック！

 

 

品よく重厚感のある印象を与える「織柄」

織柄は、同じ色の糸の「織り方の方向」「太さ」などを変えることで柄を表現した生地。小魚の骨のような織柄でストライプを表現したヘリンボーンストライプ。2色の糸で織り上げることで“小鳥の目”のような格子柄を表現したバーズアイ。縦・横の糸を変えて織りあげることで、“サメの肌”のような奥行きのある質感の生地にしたシャークスキンなど無地感覚で着られるのに、華やかさのある印象に仕上がるのが魅力。なかでも織技術でプリントのようなデザイン性のある柄を再現した「ジャガード生地」は今年の注目。 織物の組織を変えながら柄を作るので、プリントにはない立体感と高級感が備わりフォーマルなシーンには最適

 

 

柄生地、簡単スタイリングの方法ベスト３

①一無地二柄：スーツ・シャツ・ネクタイの3つのいずれかを無地にし、他の2つを柄物にする

②二無地一柄：スーツ・シャツ・ネクタイのうちいずれかを柄物に、他の2つは無地にする

③ストライプ柄：シャツとネクタイは無地をチョイス！

この３つを抑えておくだけで、見た目スッキリエレガントな着こなしになります。さー！春から夏へとたくさんのイベントがやってきます！新しい生地にチャレンジして、新しい自分を発見！！

 

サルトリパーロでは、フォーマルシーンのイケテルスーツから、ビジネスシーンの落ち着いたスーツまで幅広く生地をラインナップしています。コート・ジャケット・シャツはもちろんネクタイ・シューズ・ベルト・ハット・バッグ等の小物のオーダーも承ります。お気軽にお問い合わせください。

 

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