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長く愛用するものだからこだわりたい【アーカイブ オーダーコート編】
2020.10.12

1年を通じて、一番着用シーンの多いコート。生地とデザインによって、ライトコートとヘビーコートとに別れます。着用シーンによって、デザインも変わります。当店でお仕立てしたコートを撮って出しでご案内!

オールシーズン着用OKのテッパンコートコート

最もトラディショナルなコート。左はチェスター。右はラグラン襟のトレンチコート。左はワンランドネック。バックのデザインも好みで!ベルトを無造作に結んで垂らすのが今流。

 

ジェントルマン!グッチの生地で仕立てたマントで中区小町を闊歩

レザー手袋を作りにご来店のSさま。到着したてのグッチの生地に一目ぼれ!

「これでマントを作って」

そんなわけで、お仕立てスタート。裏地は、ロンドン直輸入の乗馬のプリント。こげ茶のぴったりフィットのオーダー手袋をはめたマントスタイルは、まさしくジェントルマン!

 

ライトグレイのポリエルテル生地で仕立てたショート丈コート

ベルト裏・ループ裏・衿裏などにアルマーニのストライプ生地を使用してシンプルなコートもグレイトアップ。ショート丈なのでONもOFFも着用OK。ややタイト目が クール。

カジュアルも、ビジネスシーンにも着用可能なシングルトレンチコート

一部にウルトラスエード(人工スエード)を使用して、オリジナリティーをアップさせたシングルトレンチコート。上品で、クラシックで、スタイリッシュな良いとこどりの生地とデザインのチョイスです。

 

ミスターHが選んだ、ウルトラスエードのシングルチェスターコート

保温力と柔らかさと見た目のしなやかさは、ほとんど実際のスエードと遜色無。なのに人工なので、雨にも強く、取り扱いが楽。さらに本当のスエードより軽いという、コートにはまさに最適なウルトラスエード。やや短めの丈が、スマートカジュアルな装いには最適です。

  

中折れハットもハンチングもベストマッチ!

   

こんなコート待っていた!トロフェオデニムのシングルトレンチコート

エルメネジルドゼニアのトロフェオデニムとウルトラスエードをコラボさせたシングルトレンチコートは、どんなシーンにも気楽に着用可能!スタンドカラーにしたり、ベルトをルーズに結んだりといろんな表情が楽しめます。スエードシューズとの相性は最高!

 

ダッシングツイードで仕立てたアルスターライトコート

イギリス注目生地ブランド、ダッシングツイードで仕立てたライトコート。デザインはアルスターのダブル。トレンチコートの元祖となったデザインです。ビジネス・フォーマル・カジュアルとシーンを選ばず着用可能!

表地のテトリス柄に合わせて、裏地もデジタル柄プリントを使用。

同じ生地でベレー帽も作ってみました。

 

ダウンベスト付コートで、軽くてあったかいんだから~

寒がりだけど、重いのはいや!そんな方に人気のダウンベスト付コート。ソフトでなめらかな素材は、暖がとれて軽やか。ベストは取り外し可能です。

 

漁師の知恵が詰まったローデンコート

ローデンコートは、19世紀の半ばから貴族が狩猟時に着始めた防寒着が起源の膝下丈のコート。背中から裾にかけた長くて深いインバーテッドプリーツ。裾が広がるAライン。脇下を敢えて縫い付けない「ウィングショルダー」など、コート好きにはたまらないディテールの数々。重ね着しても腕の可動性を妨げないための、寒冷地での狩猟のための工夫が活きています。

 

ダッシングツイードのシルク入り生地で仕立てたシングルチェスターコート

無地のコートを揃えたら、誰ともかぶらないオーダーで仕立てた1着を楽しみたい。そこで、今回はダッシングツィードのシルク入りの光沢感が何とも色気のある生地でお仕立て。シックなブラウンとネイビーの折柄生地は光が当たると、キレイな艶と輝き。これが、歴史あるツィードを現代に進化させた、ダッシングツィードならではの特徴の一つです。

 

エルメネジルド・ゼニアのカシミアで仕立てたバルカラーコート

密度が高いのに軽い!ゼニアならではのカシミアの特徴です。今からのシーズンのマストアイテムオーダーコート。特に冠婚葬祭には求められる正装です。

 

気軽に羽織る、フランネル生地で仕立てたライダースコート

気軽に羽織れてスタイリッシュなデザインのライダースコート。ファスナーの締め方でいろんなスタイリングが楽しめます。お好みの生地・ファスナーカラー等をチョイスして自分ナイズにカスタマイズして、お楽しみいただけます。

 

人工スエードで仕立てた、裏地が注目のチェスターコート

コートの裏地で使用したイギリス生地と同じ生地でシャツをお仕立て。こんなセット感はオーダーならではの楽しみ方です。

 

メンズもレディースも納得のハリスツイードで仕立てるアルスターコート

トラディショナルデザインのアルスターコートを大雪や大雨にさらされても頑丈なハリスツィードで仕立てる。同じデザインでも仕立て寸法でイメージが変わります。レディースは裾広めのAラインで、エレガントに!

 

コーディロイで仕立てたオーダーステンカラーコート

ハリソンズのコーディロイをイギリスから直輸入。市販ではお目にかからないライトグレーのハイクラスコーディロイでコートをお仕立て。シンプルでトラディショナルなデザインです。

 

オールシーズン対応ライナー付トレンチコート

1着はクローゼットに用意しておきたいトレンチコート。今回は王道のベージュでお仕立て。チェック柄のライナーは取り外し可能なのでオールシーズン着用可能です。

 

より軽くて、あったかな裏地無のカシミアコート

肌に優しく、保温効果があって、軽いのが上質カシミアならではの特徴です。そのカシミアを裏地無であげると、ますます軽くラフに着用可能!お好みのカラーと裏地でどうぞ!

 

スタイリッシュなホワイトスタンドカラーコート

ホワイトのベビーカシミアで仕立てたスタンドカラーコートは、プラダを着た悪魔で登場するシャネルコートをモチーフにお仕立てしました。シンプルでスタイリッシュなデザインがホワイトのカシミアとぴったりマッチ!

 

こだわりのカシミアロングコート

こだわったのは、ロング丈・細身のウェストシルエット・すそふんわり!
その雰囲気を出すためにヒップから下かけてドロープが出るようAラインに。ダブル衿で、ウェストをシェイプしてすっきりみせました。裏地はシャキーンとレッド。
軽くて保温力のあるカシミアの特性をいかして、背抜きでアップ。あったかくて、かるーいこだわりの一着になりました。

 

世紀の祭典限定ハリスツィード生地で仕立てたショートコート

選ばれしゴルフプレーヤーのみが参加できるゴルフの祭典『ライダーカップ』。
その大会で、2014年、欧州選抜がホームで米国選抜を圧倒!大会3連覇を達成した時のオフィシャルジャケットのハリスツイード限定生地。きれいなブルーがゴフル上で映えます。その生地で仕立てたショートコート。一般には販売されていない希少価値のある生地です。
実はお仕立ていただいたH様はゴルフ経験は無。しかしながら 剣道は4段の腕前。それでも、世紀の祭典はご存じで限定で入荷した生地と出合って『ラッキー!』と、即セレクト!スポーツの世界に垣根はないのです。

ハリスツイードのチェック生地で仕立てたアルスターコート

タータンチェックの始まりは ずーっと昔。スコットランドに住んでたケルト民族が、他と区別するために作らた、日本でいう家紋と同じようなもの。現在では約6000種類ものデザインが存在。その中から、100年以上の歴史を持つハリスツィードがセレクトした一つがオフホワイトベースのタータンチェック。トラディショナルな トレンチコートの原型と言われるアルスターコートと見事にマッチ!

 

先生カッコいーい!と、生徒が喜ぶコートにもなるオーダー白衣

「コートで着れますね!」・・・と、仕上がりに大満足頂いた オーダー白衣。教師として 毎日着用されている白衣は先生の制服です。既製の白衣ではなくここはひとつ 個性をアピールして生徒に喜んでもらいたいとI先生。こだわったのは清潔感・自宅で洗濯できる気楽さ・しゃきっと感。
そこで選んだ生地は 清涼素材のポリエルテル素材。ストレッチ入りなので 動きやすいのが特徴。デザインにも一工夫。水色のステッチを入れて個性をアピール。胸のバルカポケットには欠かせないボールペンを!ボタンは女性らしくクリアホワイトのスッテチ模様入り。新学期に向かって、リフレッシュして GO!

 

仮縫い付きで仕立てるフルオーダーレザーコート

当店ではレザーのお仕立ての場合、縫い直しがきかないので、基本仮縫い付きでご提案しています。
仮縫いをご試着していただいき、サイズ調節やデザインの最終チェックをします。

そして出来上がったのがコチラのコートです。カジュアル感を軽減してよりフォーマルにするためファスナーはやめて比翼式の内側ボタンに変更しました。仮縫い時よりフロント右のベンチレーションは長くしました。裏地は思い切ってピンクのアニマル柄でブラウンボルドーとの相性バッチリです。

オーダーレザーはアップまで約2か月半を要します。今年こそ~とお考えの方は 早めのご予約お待ちしてます。

 

スタンドカラーのショート丈スリムコート

スッキリタイトにみえてモード調なデザインが人気のスタンドカラーコート。オススメ生地は保温力があって取り扱いが簡単で、語れる長い歴史があるハリスツイード。ハリのある独特の触感はコートやジャケットに最適です。

 

エルメネジルド・ゼニアのカシミアで仕立てたショート丈トレンチコート

おしゃれを楽しむダンディマンにはたまらない、高品質カシミア&ゼニア&トレンチコートのトリプルバージョン。

 

繊維の宝石『ビキューナ』の最高峰コート

動物繊維の中で 最高品質とされている『ビキューナ』アンデス山脈の高所に野生している小型なラクダ科の動物です。きめ細やかなその糸は「繊維の宝石」と呼ばれています。その美しさゆえ 乱獲の餌食となり絶滅の危機に陥りました。今では ペルー政府監督のもと 限られたもののみが取引を許されています。
しかしながら、そのほとんどがヨーロッパで消費され日本では年間、数着のコートしか仕立てることができません。そんな希少価値の高いビキューナのコートを仕立ててみたいのが服道楽のロマン。

…それは 偶然の会話からでした。

「そういえば うちの親父が服道楽でね。数回しか着ないでクロゼットに眠ったまんまのコートがあるんだよ。えらい 高かったって言ってたけどなぁ」
「それって 仮縫いをカシミアでしませんでしたか?」
「そうそう・・・。ボタンはべっ甲でボタンだけで数十万だよって 高笑いしてたよ」

間違いない。これは 探し求めていた幻の繊維だ。
「それは もしかしてビキューナ?」
以前 広島でも過去数人作った人がいるという話を聞いたことがありましたが当店のお客様の家に眠っていたとは…。

そこコートがこちら

ビキューナ100%の証のラペル。黄色の部分が多いほど価値が高いといわれるべっ甲。このボタンはよどみのないキレイなまっ黄色。

この後このコートは、お客様のご希望で、普段使いできるよう、サイズをタイト目にして、ジャケットにリメイクさせていただきました。残りの生地はマフラーになりました。

 

ウールからスエードに生まれ変わったコート

S様からのご依頼は長年親しんだコートとおなじデザインとカラーで仕立てるブルゾンコート。今までのウール素材から保温力があり着用するたび 味の出てくるシープスエードにグレートアップしてサイズも 現在の体形に合わせてグレーディング。こだわったカラーとボタンをチョイスして完成しました!

こだわったボタンと袖口ループ

使い心地の良かったポケットもそのまま復活

 

バーバリー織コットンで仕立てたショート丈トレンチコート

バーバリー織の きれいなイタリー製コットンで仕立てたコート。オールシーズン着用できるコットン素材は細いキレイな糸と丁寧な織りの技術がポイント。デザインはカジュアルにもビジネスシーンにもOK。細身のパンツをあわせてスッキリ爽やかコーデで!ショップにはきれいなパステルカラーやビビットカラーも勢ぞろい。
お好みのカラーをセレクトしてお楽しみあれ!

 

比翼付カシミアコートでシンプルシャープ

グレイの軽くてあったかなカシミアを、前を閉じるとボタンがみえない比翼付きのシンプルなデザインで!

袖口も 比翼付き本開きでボタンがみえないのでスッキリ!

 

人工スエードを一部使用したスタンドカラーコート

ハリスツィードに 人工スェードを一部使用したショート丈スリムコート。セーターの上に、シャツの上に軽く羽織ってジャケット代わりにも着用OK。

襟を立てたり。曲げたりで雰囲気の変化が楽しめます。

 

タイト目シルエットのロングコート

歌も当然ながらそのファッションにも注目が集まっているエグザエルのあつしが、プロモーションビデオで着ていたコートが、ずっと気になっていたというY様からのご依頼でキャメルのタイト目シルエットのロングコートがUP。
素材は カシミア100%。袖口はY様のこだわりで カフス式。パターンはウェストシェイプの細身ライン。そして ロングコートではなかなかおめにかからないサイドベンツ。

それがコチラです!

ご依頼のコートを探してご持参いただいたエグザエルのDVDを こんなに見たのは初めてでした。次回は オーシャンズイレブンでブラッドピットが着ていたベージュのジャケットとのご依頼。さっそくDVDを観なければ!こんな作業が 楽しいオーダー服屋です。

 

バリスツイードで仕立てたロングコート

身長190センチのK様からのご依頼はコート。市販の商品は全部短いうえにショート丈が主流。長身のK様にとってはジャケット丈です。せっかく作るのだからと
ずっとほしかったロングコートにチャレンジです。生地はハリスツィード。気持ちいいくらいのロングコートがコチラです。

 

同じ生地で仕立てたハリスツイードのショート丈トレンチコート

上記のロングコートと同じ生地で仕立てたショート丈トレンチコート。雰囲気はすっかり変わって、カジュアルユースにオススメの軽やかコートになりました。着丈だけでイメージが変わります。

共布でハンチングハットをお仕立て。いいんじゃない!

 

スタイリングで楽しむカシミアのステンカラーコート

スタイリング次第でベーシックにもスタイリッシュにもなるのがコートコーデ。コートはただ暖をとるだけでなく冬のおしゃれのキーポイント!一工夫して 愉しみましょう。

■後ろ衿を立ててスタイリッシュに

■スタンダードに衿を曲げて着用

■マフラーをたらして

■マフラーをインにして

コートコーデを楽しんで素敵な冬を~

 

平成の若大将が選んだトレンチコート

ミスターTが 待ちわびた トレンチコートがついにUPです。再放送をみて「西武警察」のファンになったミスターT。これは ミスターTが生まれるずっと前のテレビドラマ。1979年10月14日 – 1982年4月18日におよぶ236話のロングセラーのドラマ『西武警察』。その後に続いた『西部警察 PART-II』(1982年5月30日 – 1983年3月20日)・『西部警察 PART-III』(1983年4月3日 – 1984年10月22日)。

日本が経済成長をとげ 活気のあった時代の象徴といえるかもしれません。そして 昭和ダンディズムのヒーローであった石原裕次郎(木暮課長)・渡 哲也 (大門部長刑事)その ファッションスタイルは今もおしゃれな男性陣に注目されています。

そんな訳で 大門風に 平成若大将のワンショット!

 

中折れハットとコートで決めるブリティッシュジェントルマンスタイル

カシミアコートとハット。このベストコーデができるのが冬の楽しみ。気負わず、自然体でサッソーと決めていただきたい。

 

生地もデザインも色々。長年愛用するコートです。お気に入りの一着をゲットして、おしゃれに磨きをかけてまいりましょう~